『風花 kaza-hana』
『風花 kaza-hana』(2000年)を観る。相米慎二監督。小泉今日子と浅野忠信主演。
若手のエリート官僚が、酒癖の悪さから、ふとした事件を起こして謹慎をくらう。あるとき、ふたたび泥酔したまま風俗に入るのだが、そこで風俗嬢と意気投合し、彼女の母親と置いてきた子供のいる北海道に出かけることとなる。エリート根性が強く、性格の悪い男と、アバズレ感ただよう女とのドライブが始まる。そのなかで男は、だんだんと(泥酔して忘れていた)女と交わした約束を思い出してゆく……。
二人の境遇は対照的である。エリート官僚と風俗嬢。共通点はただひとつ、いずれも都会でしくじり、死に近接してゆくという点である。死に場所として選んだ北海道は、男にとっては見ず知らずの土地であり、女にとっては故郷である。なかばやぶれかぶれな感じで、北海道へと旅立つ。勢いをつけてだらしなく、二人は死に近づいてゆく。けれども、そうして死に触れあう寸前で、ある転回が起こる。
描きたいことは分からないでもないが、どうもビビッドに伝わってこない感じ。ひとつには、二人が死を選ぶ必然性がいまひとつ足りないような気がするので、そこから生へと転換する理由もはっきりみえてこない。もうひとつには、ストーリー展開がだらだらしており、やや盛りあがりに欠ける。
浅野の泥酔エリート役は、いかにもありそうな感じでよかった。小泉今日子は、いまだによさが分からない。
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Comments
こうめいさん、おひさしぶりです。
あたしもこの映画みました。日本映画らしいゆったりとした時のながれ、よくもあり、悪くもあり...。
ちなみにあたしは中だるみしちゃいました(^_^)
Posted by: ゆき | August 11, 2005 at 06:15 PM
> ゆき さん
ごぶさたしております。
まあ、全体的にダルい映画ですよね。
もう少し、要所要所で、なにか盛りあがりが
あればよかったのですが。
浅野忠信の出てくる映画には、
わりと好きなものが多いのですが、
これはハズレっぽかったですね。
Posted by: こうめい | August 11, 2005 at 08:59 PM